2009年5月26日火曜日

なりすましメール (なりすましめーる)

なりすましメール (なりすましめーる)
-インフォメーション・テクノロジー -2008年7月17日
独立行政法人や警察庁などの公的機関の名前を騙って電子メールを送り、ウイルス感染を行う悪質な手口のメール。経済産業省所管の情報処理推進機構(IPA)は同機構の名前を騙ったメールが出回っているという警告を2008年4月に発している。送信元が同機構と同じドメイン(インターネット上の登録名)「ipa.go.jp」で、件名には「セキュリティ調査報告」とある。ファイルを添付していて、受信者にその添付ファイルを開くように促す文面が書かれている。添付されたファイルにはウイルスが仕込まれていて、それを開くとパソコンが不調になったり、個人情報が流出してしまう危険性があるという。各機関は、自分に関係ないと思われるタイトルのメールは「開かず、そのまま削除してほしい」という警告を出している。

2009年5月22日金曜日

テンキーのホームポジション

クラウド・コンピューティング (くらうどこんぴゅーてぃんぐ)

クラウド・コンピューティング (くらうどこんぴゅーてぃんぐ)
-インフォメーション・テクノロジー -2008年9月12日
従来はパッケージで購入したワープロや表計算などのアプリケーションソフトを自分のパソコンにインストールして利用していたが、これをすべてインターネットに接続して利用する仕組み。「クラウド」は「雲」を意味し、インターネットを表現するのに「雲の形」にたとえることに由来している。インターネットにつながる端末さえあれば、グーグルやマイクロソフトなどの企業が運営するデータセンターからインターネット経由で、アプリケーションソフトを利用できる。これまで「SaaS」の名称で使用されることが多かったが、この場合はソフトウェア機能をインターネットを通じて「サービス」として提供し月額利用料を徴収するというシステムであった。これに対して、インターネットを利用するということから、次第に「クラウド・コンピューティング」ということばを使用する例が多くなってきている。消費者にとっては、ほとんど同じ概念である。

2009年5月18日月曜日

おねだり機能 (おねだりきのう)

おねだり機能 (おねだりきのう)
-インフォメーション・テクノロジー -2008年6月10日
インターネットのショッピングサイトに、最近、設けられるようになった機能。買いたいけれど手が届かないものや、誕生日などにプレゼントしてもらいたい商品を「おねだり」できる。利用者はサイト上で自分がほしい商品リストを選んで登録。サイトによっては「おねだり先」欄があって、そこにおねだりしたい相手のメールアドレスとメッセージを入力すると、商品リストとメッセージが自動的に相手に送られる。そのリストとメッセージを受け取った相手が、サイトにアクセスしてカードなどで決済すれば商品が送られてくるという仕組み。本来は「女性が恋人や配偶者におねだりをする場合」を想定して作られたものだが、「大学などに入って離れて暮らしている子供が親に」、「孫が祖父母に」おねだりをする場合にも使われているようだ。また、女性にプレゼントを贈りたい男性が、いくつかの候補を提示して本人に選んでもらうという使い方も可能。

2009年5月16日土曜日

SaaS (さーす)

SaaS (さーす)
-インフォメーション・テクノロジー -2008年6月9日
「ソフトウェア・アズ・ア・サービス(Software as a Service)」の頭文字を取った略語。インターネットを通じてソフトウェア機能を提供するサービスをさす。インターネット環境があれば、いつでも使えるソフトである。資料作りや文書作成に欠かすことのできない、ワープロや表計算などのオフィス用ソフトをインターネット経由で使うことができる。ネット検索大手のグーグルが2007年春から日本語対応のワープロ・表計算ソフトである「Docs & Spredsheets(現Googleドキュメント)」の無料サービスを始めてから注目されるようになった。登録手続きを行い、取得したIDやパスワードを打ち込めば、ワープロや表計算用の画面につながる。ソフトを自分のパソコンに取り込むのではなく、サービス提供元のサーバーにソフトがあり、それをブラウザ上によび出して使うのである。作成した文書などのファイルも自分のパソコンに保管するのではなく、ネット上の保管庫(サーバー)に保存でき、他のパソコンからも保存した文書にアクセス、編集が可能。これまでのようにノートパソコンを出張先まで持ち歩かなくても、出先にあるパソコンでよび出して会議などで使用することができる。

2009年5月13日水曜日

スマートフォン (すまーとふぉん)

スマートフォン (すまーとふぉん)
-インフォメーション・テクノロジー -2007年2月26日
携帯電話と携帯情報端末(PDA)の機能を融合した持ち運びが可能な情報機器。キーボードが搭載されているので、長文のメールを作成するのが楽で、スケジュール管理やエクセルなどのソフトが搭載されている場合も多い。もともとは法人用に開発されたもので、個人向けに相次ぎ新製品が発売されている。現在、個人向けスマートフォンとしてはNTTドコモの「hTc Z」、ソフトバンクモバイルの「X01HT」、ウィルコムの「W-ZERO3」などがある。それぞれキーボードを搭載しながらポケットに収まるコンパクトさを売り物にし、ノート型パソコンやPDAとの差別化を図るために携帯電話として使いやすい大きさとなっている。

2009年5月8日金曜日

ネット語 (ねっとご)

ネット語 (ねっとご)
-カルチャー&エンタテインメント -2009年5月5日
インターネットの掲示板で用いられる独特の表現で、その掲示板の利用者だけに通用する隠語。インターネットスラングともいわれる。やがてブログなど、掲示板以外のネットメディアでも使用されるようになり、インターネット以外のメディアにまで大きく展開していくこともある。その端的な例が「萌え」で、漫画のキャラクターに対する愛情を表現した仲間ことばが、一般的な用語としても世間的に通用するまでになっている。その他のネット語としては「あけおめ」(あけましておめでとう)、「ヨロ」(よろしく)のような略語、「羨ましい」を「裏山C」、「中坊(中学生のこと)」を「厨房」、「義母」を「偽母」と表現する自覚的な誤変換、「NTT」を「みかか」、「YouTube」を「ようつべ」とするような英字をかな入力したり、ローマ字読みしたりした置き換え、「死ね」を「氏ね」とする代替語などさまざまなものがある。ネットの中で新しいことばや新しい表現をつくりだそうという意図よりも、入力の変換間違いの偶然性による部分が大きいかもしれない。

2009年5月4日月曜日

メール祈願 (めーるきがん)

メール祈願 (めーるきがん)
-インフォメーション・テクノロジー -2007年1月19日
遠くに住んでいて直接参詣できない人のために神社がホームページでメールを受け付け、後日、御札やお守りなどを郵送すること。2006年半ばまでは、拝殿の写真をクリックすれば「インターネット参拝」ができ、さらに「ネット記帳」の欄で願い事を書き込めば無料で祈願してもらえるホームページもあった。これに対しては神社本庁が「ネット上に神霊は存在しない」と自粛を求める通知を出しているが、今でも1000以上の有名神社でホームページを設けており、そのうちのいくつかの神社ではメール祈願を受け付けている。これまでも電話や手紙でお守りなどの販売をしていたが、現在ではそれがメールに形を変えているのである。

2009年5月2日土曜日

モバイルレジ・サービス (もばいるれじさーびす)

モバイルレジ・サービス (もばいるれじさーびす)
-インフォメーション・テクノロジー -2008年9月17日
NTTデータが開発・提供する決済サービス。税金や各種料金の請求書に記載されたバーコードを、携帯電話のカメラで読み取り、画面に表示された支払金額などを確認して、同行のモバイルバンキングを選択して代金を支払う。これまでは請求書にバーコードが印刷されていてもコンビニや銀行の店頭に出向く必要があったが、このシステムを利用すれば利用者は自宅に居ながら決済できる。