2009年5月8日金曜日

ネット語 (ねっとご)

ネット語 (ねっとご)
-カルチャー&エンタテインメント -2009年5月5日
インターネットの掲示板で用いられる独特の表現で、その掲示板の利用者だけに通用する隠語。インターネットスラングともいわれる。やがてブログなど、掲示板以外のネットメディアでも使用されるようになり、インターネット以外のメディアにまで大きく展開していくこともある。その端的な例が「萌え」で、漫画のキャラクターに対する愛情を表現した仲間ことばが、一般的な用語としても世間的に通用するまでになっている。その他のネット語としては「あけおめ」(あけましておめでとう)、「ヨロ」(よろしく)のような略語、「羨ましい」を「裏山C」、「中坊(中学生のこと)」を「厨房」、「義母」を「偽母」と表現する自覚的な誤変換、「NTT」を「みかか」、「YouTube」を「ようつべ」とするような英字をかな入力したり、ローマ字読みしたりした置き換え、「死ね」を「氏ね」とする代替語などさまざまなものがある。ネットの中で新しいことばや新しい表現をつくりだそうという意図よりも、入力の変換間違いの偶然性による部分が大きいかもしれない。