2009年7月18日土曜日

画面のスクロールは10通りのやり方が 【桑原政則】


インターネットの画面は、1枚の掛け軸(スクロール、scroll)からなります。
掛け軸が画面におさまらない場合、右側にグレーの柱、スクロールバーが表示されます。

  1. スクロールボタンをクリックしてみてください。画面が下がっていきます。
  2. スクロールボタンを押しっぱなしにすると、画面がどんどん下がっていきます。
  3. スクロールバーをドラッグすると、画面が上下します。下へドラッグすることをスクロールダウンといいます。上へ引っ張り上げることをスクロールアップといいます。

スクロールバーの長さで掛け軸の長さがわかります。スクロールバーが画面の半分の長さの時は、あと半分掛け軸がかくれていることになります。掛け軸が長いとスクロールバーは小さくなり、正方形になります。

  1. スクロールバーの下方(南)をクリックすると、1画面下へ 移動します。盲点です。
  2. キーボードの↓キーを押すと、下へ 移動します。これも盲点です。
  3. キーボードのPageDownキーを押すと、1画面下へ 移動します。
  4. キーボードのスペースバーを押しても、1画面へ移動します。ページ内のどこかをクリックしてから、スペースバーを押します。(便利なキーです。)
  5. Endキーを押すと、掛け軸の底に一気にとびます。Homeキーではページ頭にとびます。

ここまでは垂直スクロールバーの話でした。画面下にスクロールバーがあらわれる場合があります。これは水平スクロールバーとよばれます。バーを右へドラッグすることを右スクロールといいます。左右のスクロールは矢印キー(←、→)でもおこなえます。

World Map (187K)で、小さい地図を大きくするために、しばらくするとあらわれる画面右下の「通常のサイズボタンに伸ばす」ボタンをクリックすると、水平スクロールバーがあらわれます。←、→、↓、↑を押して画面の移動を試みてください。


  1. ホイール付きマウスを使えば、指でホイールを転がすだけで画面がスクロールします。
  2. マウスのまん中にあるホイールボタンは、クリックすることもできます。クリックすると三角形があらわれます。マウスをちょっと下へ、移動すると自動的に画面がスクロールを始めます。自分のペースにあわせて、ゆったりとネットサーフィンを楽しむときに便利です。 止めるには、矢印を灰色の丸にあわせます。

マイクロソフトのマウスなどでは、[スタートButton]―[設定]―[コントロールパネル]―[マウス]で、いろいろな設定ができます。[ポインタオプションタブ ]―[ポインタを自動的に既定のボタン上に移動する]

ポインタを黒い大きなものに変更する。大きい黒いポインタは目にやさしいです。

スクロール:

スクロール(scroll)とは、「掛け軸、巻き物」の他に、「スクロールする, 巻く」という意味があります。

「スクロールする」とは、スクロールバーをドラッグしたり、キーを押したりして、画面を上下左右に動かすことです。

印刷すると5ページの文書も、実は1枚の掛け軸からなっています。

用語:スクロールバー、スクロールボタン、スクロールダウン、スクロールアップ、右スクロール、左スクロール

Wordでは逆順の印刷ができるのに、インターネットではなぜできない?:

・Wordでは、[ツールMenu]―[オプション]―[印刷Tab]―[印刷順序を逆にする:チェック]で、うしろのページから印刷できます。

・インターネットではそれができません。というのは、インターネット画面は掛け軸ですから、長い文書も1ページだからです。

 

スクロールについての感想:

・垂直スクロールバーは、物書きにとっては左にほしいところです。認識の順序と一致するからです。 資料をおくときコンピュータの左側におくのも、資料→キーボードの順序に自然に従っているからです。 ただ、絵を描く人には右側のバーの方が処理が速いでしょうね。

・水平スクロールバーで、→キーを押すと、画面は左へ移動します。(^_-)。 盲点です。

・スクロールボタン、スクロールバー、空白の部分(?)をあわせて、スクロールボックスと、拙はよんでいます。

・スクロールボタンの「ボタン」について。押してもへこんだりしないものは、ボタンとはいいませんでした。今は、台所の機器でも、拭きやすさを考えて、凹凸がないボタンが多くなってきています。