2009年6月30日火曜日

統合コミュニケーション・ソフト (トウゴウコミュニケーションソフト)

統合コミュニケーション・ソフト (トウゴウコミュニケーションソフト)
-インフォメーション・テクノロジー -2008年6月29日
現在、利用者が別々に使っているパソコン、携帯電話、テレビ会議などを融合する新しいソフトサービス。音声や動画像、情報データを同じネットワークでやりとりすることができる仕組みである。これまでは電話は電話機、メールはパソコンといった形で、通信端末それぞれの間に垣根が存在していたが、その垣根を取り払うものである。パソコンから相手の携帯電話に電話をかけたり、テレビ会議でパソコンのデータをやりとりしたりすることができる。これを組み込んだパソコンがあれば、どこでも会社のデータを呼び出して処理することができ、相手の顔を見ながら会議をすることもできる。アメリカのIBM社では今後3年間をかけて10億ドルを投じて企業向けソフトの開発を行うと発表している。

2009年6月25日木曜日

しんきゅうさん (しんきゅうさん)

しんきゅうさん (しんきゅうさん)
-インフォメーション・テクノロジー -2009年4月11日
環境省がインターネット上に開いた、古い家電と新しい家電の省エネ性能を比べられるサイト。例えばブラウン管テレビから薄型の液晶テレビに買い替えたときの年間の電気代や二酸化炭素排出量がどのくらい違うかを確認できる。型番の指定もでき、携帯電話でも見ることができる。2009年2月から本格的運用が始まり、環境省は家電量販店や家電メーカーと協力して、サイトにつながるQRコードを売り場に掲示することにしている。消費者が携帯電話を使ってその場でサイトに接続し、省エネ性能を比べてもらえるようにする。目に見える数値で示すことで家電製品の「エコ替え」促進につなげたい考え。

2009年6月20日土曜日

流通BMS (りゅうつうびーえむえす)

流通BMS (りゅうつうびーえむえす)
-インフォメーション・テクノロジー -2008年12月1日
BMSは「ビジネスメッセージ標準」(Business Message Standard)の略。経済産業省や日本チェーンストア協会、日本スーパーマーケット協会などの業界団体が中心となって2007年4月に策定した、小売・卸売業者とメーカーなどが相互に、商品の受発注や決済の情報を電子的にやり取りするためのデータ形式。インターネットを利用することによって、ほとんど瞬時に小売店の側は注文を出し、メーカーや卸売業者などもその注文に応じることができる。また、小売業全体でメッセージフォーマットが標準化されているので、発注、出荷、受領、請求、支払いなどもその標準化スタイルに基づいてなされる。納品書や受領伝票のやりとりもデータで行うため、紙の伝票を廃止して、事務処理の手間の軽減や伝票の保管コストを削減することもできる。また、納品伝票に代わるANSデータ(事前出荷明細)をあらかじめ小売企業に送信しておくことで、小売企業での受け入れ時に、大幅な入荷検品業務の改善がされている。

2009年6月16日火曜日

次世代ネットワーク (じせだいねっとわーく)

-インフォメーション・テクノロジー -2008年7月12日
英語名の頭文字をとって「NGN」と記すことも多い。音声・映像とデータ通信を1つの通信回線でやり取りできる通信網。つまり、信頼性の高い電話網と開放的でコストの安いインターネットの技術を融合させた次世代通信網。インターネットはみんなで使うので、混み合い、迷惑メールやコンピュータ・ウイルスなどの問題もある。次世代ネットワークでは、電話のように相手を特定でき、安全性も高いので安心して使用することができる。付加料金を払うことによって、混雑も避けられ高速な通信環境を得ることができる。プライバシーが重視される医療や教育への利用、高画質のテレビ会議、研究情報や設計データの送受信などにも使うことができる。「IPv6」という新しい通信手順を使用しIPアドレスがほぼ無限に増えるので、それぞれの端末がIPアドレスを持つことができ、安全性が高まる。

2009年6月13日土曜日

グーグル・ラティチュード (ぐーぐるらてぃちゅーど)

グーグル・ラティチュード (ぐーぐるらてぃちゅーど)
-インフォメーション・テクノロジー -2009年4月24日
インターネット検索大手のグーグルが始めたサービス。携帯電話の位置情報機能を利用して、友人や家族などが現在どこにいるかをネット地図上で確認できるシステム。もちろん、全く知らない人の位置まで確認できるというものではなく、位置情報の共有に同意した利用者同士でのみ確認できるものである。「ブラックベリー」など多機能携帯電話やパソコンでネット地図サービス「グーグル・マップ」を使って居場所を確認することができる。家族がどこに出かけているかなどを確認したり、家に向かって来ている友人の位置を知ったりすることができる。位置情報を非表示にしたり、位置情報の共有を停止するといった機能も付いている。欧米など世界27か国で行われているが、日本ではまだ実施されていない。

2009年6月10日水曜日

コンテンツ学会 (こんてんつがっかい)

コンテンツ学会 (こんてんつがっかい)
-インフォメーション・テクノロジー -2009年1月27日
「コンテンツ」はコンピュータゲームや、動画、音楽、アニメ、小説、アプリケーションソフトの中身・内容を意味し、それを制作することで著作権が生じ、売買することによって利益を生み出すものである。これまで多くのコンテンツが制作されているにもかかわらず、それについての著作権の保護や人材育成などについて統一的に話し合われることがなかった。そこで、堀部政男(一橋大学名誉教授)、杉山知之(デジタルハリウッド大学学長)、和田洋一(スクウェア・エニックス社長)ら6人がよび掛け人となって、大学、メーカー、マスコミなどの75人が発起人に名前を連ね、コンテンツを巡るさまざまな問題について話し合うための組織として2008年10月に発足した。デジタルコンテンツに関わる政策提言や人材育成が目的。研究者だけでなく、企業人や行政関係者に対しても門戸を開いており、企業にとっては、政策関係者に対して実務に基づいたアピールを行うことができる。当面は週1回ペースで都内の大学で講演会を開いて学生たちにコンテンツの重要性を啓蒙し、09年5月をメドに研究大会を開き、その後も学会誌などを発行することにしている。

2009年6月7日日曜日

オートランウイルス (おーとらんういるす)

オートランウイルス (おーとらんういるす)
-インフォメーション・テクノロジー -2009年4月6日
USBウイルスともよばれる、新種のコンピュータウイルス。パソコンの外部メディアとして広く利用されているUSBメモリーを介して感染する。ウイルスに感染したパソコンにUSBメモリーなどの外部記憶媒体を接続すると、そのUSBメモリーに自動的にウイルスがコピーされる。さらにこのUSBメモリーを介して他のパソコンにも感染が広がっていく仕組み。これまであったウイルスに外部記憶媒体へ感染する機能が新たに組み込まれたもので、2009年1月までに100種類以上が発見されている。ウイルスは、感染しても通常のデータファイルを装って表示されたり、感染後は対策ソフトを強制終了させるなど、発見しにくい構造になっているものが多い。

2009年6月5日金曜日

レコメンド機能 (れこめんどきのう)

レコメンド機能 (れこめんどきのう)
-インフォメーション・テクノロジー -2009年5月26日
「レコメンド」は「推奨」という意味。DeNAが運営している携帯電話のオークションサイト「モバオク」に追加した機能。利用者がモバオク内でどのような商品を検索したり見たりしたかの履歴によって利用者の嗜好を分析し、その人がまだ見てはいないが多分興味をもつだろうと思われる商品を紹介するというもの。つまり利用者が興味をもちそうな商品を分析することで推測しその商品を表示するのである。モバオクには300万件以上の出品があり、その半数を洋服やアクセサリーなどファッション関係が占めており、利用者がオークションで入札したり購入した商品の傾向を調べ、それに似た商品を提示することで、さらなる購買意欲を刺激しようとしている。