2009年6月20日土曜日

流通BMS (りゅうつうびーえむえす)

流通BMS (りゅうつうびーえむえす)
-インフォメーション・テクノロジー -2008年12月1日
BMSは「ビジネスメッセージ標準」(Business Message Standard)の略。経済産業省や日本チェーンストア協会、日本スーパーマーケット協会などの業界団体が中心となって2007年4月に策定した、小売・卸売業者とメーカーなどが相互に、商品の受発注や決済の情報を電子的にやり取りするためのデータ形式。インターネットを利用することによって、ほとんど瞬時に小売店の側は注文を出し、メーカーや卸売業者などもその注文に応じることができる。また、小売業全体でメッセージフォーマットが標準化されているので、発注、出荷、受領、請求、支払いなどもその標準化スタイルに基づいてなされる。納品書や受領伝票のやりとりもデータで行うため、紙の伝票を廃止して、事務処理の手間の軽減や伝票の保管コストを削減することもできる。また、納品伝票に代わるANSデータ(事前出荷明細)をあらかじめ小売企業に送信しておくことで、小売企業での受け入れ時に、大幅な入荷検品業務の改善がされている。